In the Darkroom 2011年2月28日
2月は久しぶりに暗室にこもって、プリント作業の毎日。
楽器の演奏、陶芸などと同じく、久しくやっていないと勘がにぶる。
懐かしいルーマニアの子どもたちやグルジアの農民たちの姿が現像液に浮かびあがる。
僕の写真の原点はブレッソンのような
小型カメラで人々の暮らしを瞬間で捉えるcandid photoだが、
最近はどうもじっくりと被写体と向き合う写真家が気になる。
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あらゆる階層の人々を記録したAugust Sander『People of the 20th century』
社会で異質な者とされる人々に自分自身を投影したDiane Arbus『Revelations』
浅草の地で長年人々を見続けた鬼海弘雄『ぺるそな』
黒海周辺の子どもたちを写したVanessa Winship『sweet nothings』
僕自身はどんな人々を印画紙に焼き付けようとしているのか?
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3/5 sat 20:00- dyaporama no.4 “ANATA”
今回は吉田穂積によるキュレイション
アントワン・ダガタ氏のスライドショー必見です
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Photo Gallery Internationalのon line shopで
サイン入りdreamsとポストカードを販売していただいています
Takashi Owaki